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2017/08/31

【デジタルサイネージ市場総調査2017 VOL,3】今後の傾向と使い方とは?

サイネージあれこれ
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デジタルサイネージ市場調査VOL,1とVOL,2と題して、(株)富士キメラ総研の資料を元にお伝えしてきました。

今回は同資料を元に、今後のデジタルサイネージ業界の動向をまとめていきたいと思います。

2025年の予測とは?

二編に渡ってお伝えしてきたのは、キメラ総研が算出した2015年の実績〜2021年までの予測でした。

今回ご紹介するのはキメラ総研が予測している2025年のデジタルサイネージの市場予測です。

では、最初に国内デジタルサイネージ市場の2025年の予測をみていきましょう。


出典:(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017

こちらが、キメラ総研が予測した2025年の国内デジタルサイネージ市場の金額です。
2021年と比較すると…

・システム販売/構築市場:110.6%アップ
・コンテンツ制作/配信サービス市場:115.3%アップ
・デジタルサイネージを活用した広告市場:136.4%アップ
・デジタルサイネージ国内市場:125.5%アップ

となっています。

なお、「デジタルサイネージ国内市場」は「システム・コンテンツ・広告」の3つを足した数字になっており、合計3707億5000万円です。

やはりVOL,2でご説明した「デジタルサイネージを活用した広告市場」が業界を牽引しています。
では、他の2つ。システム販売/構築市場と、コンテンツ制作/配信サービス市場は今後どのようになっていくのでしょうか。

システム販売/構築市場の今後

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システム販売/構築市場の平均成長率は2016年〜2025年で5.6%上昇となっています。

まず、ディスプレイと配信システムの低コスト化による導入の拡大があります。また、2020年の「東京オリンピック」に向けた交通機関や公共施設、自治体施設、大型商業施設/店舗における追加需要により、2019年までは二桁以上の伸びで拡大するとされています。

また、クラウド型配信システムの普及によって、オンプレミス型の多い金融機関なども新規のものはクラウドに移行されるとしています。同時に、中小チェーンへの配信システム増加が期待されています

一方で、低コストで簡易的なスタンドアロン型のニーズも根強いため、市場は二極化が進行しそうです。
またオリンピックに伴ってインバウンド需要も高まるため、各分野での多言語対応のデジタルサイネージやインタラクティブディスプレイのニーズ増加も見込まれます。

コンテンツ制作/配信サービス市場の今後

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コンテンツ制作/配信サービス市場の平均成長率は2016年〜2025年で5.5%上昇となっています。

その理由としては、配信システムの稼働数と配信業務委託数の増加によるものです。
しかし、グラフを見ていただけると分かる通り、市場の伸びはやや鈍化しています。それは、中小チェーン店を中心にクラウドサービスの導入が増加する一方で、コンテンツの自主制作、自主運営によって、サーバー利用料のみを支払うケースも多くなるためです。

とはいえ、配信で注目すべきは、最新技術5Gです。
5Gとは、第5世代移動通信システムのことで、簡単に言うと今の4Gよりも早く通信ができる技術です。予定では、オリンピックの開催に併せ他国に先駆けて導入する方針があります。

5Gが導入されることで何が起きるのか。下記の3つに分けられます。

・高解像度映像配信
5Gの通信速度向上によって、4K/8Kでのストリーミングが配信が可能に。臨場感のある映像がパブリックビューイングなどで見ることができる。
・配信安定化
上記に関連もしてきますが、通信速度のおかげで配信が安定します。もちろん、4K/8Kだけではなく、既存のデジタルサイネージの配信も同様です。
・連携デバイス/データの増加
5Gにより、多くのデータ通信が可能になる。そのため、デジタルサイネージに連携したデバイス・データが増加していく。

このように、5Gの導入というトピックだけでもデジタルサイネージの使い方や可能性が非常に大きく変わります。

すなわち、デジタルサイネージの市場規模の増加は、周りを囲んでいるテクノロジーや技術の進化も少なからず関連してくるということです。

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そこで今後注目されているソリューションが、行動分析・顔認証・コミュニケーションロボット/音声認識/AIです。

行動分析は、センサーなどを設置し人数や行動履歴を可視化することでデジタルサイネージの効果測定の一助になります。それ故、効果的なコンテンツ配信が可能に。
顔認証もwebカメラを用いて、視聴者の視線や表情から性別・年齢を判別しデータ収集を行うことができるので、導入後の効果をある程度可視化することができます。

しかし、上記の2つのソリューションについてはセキュリティの問題やプライバシーへの懸念があるので、この問題をどのように解決するかが今後の課題になってくるでしょう。

また、コミュニケーションロボット/音声認識/AIにおいては、音声による案内が可能であり、AIの学習が進めば受付業務の代行が期待できます。
一方で、音声については周辺環境に左右されてしまうのと同時にAIの実用化も長期的スパンで考えなければならないため、少し時間がかかりそうです。

今後も市場は伸びていくが、いかに早く課題を解決出来るかが鍵を握る!?

3編に渡ってお伝えしてきたデジタルサイネージ市場調査2017レポート。

様々な視点から見てもデジタルサイネージ市場が今後も伸びていくことは間違いありません。しかし、それに伴って今まで見えて来なかった様々な課題も浮かび上がっています。
それらの課題を一つひとつ解決していけば、(株)富士キメラ総研が予想するよりも市場が拡大していく可能性は大いにあります。

市場拡大には課題解決だけではなく、今回ご紹介したような「デジタルサイネージを囲むテクノロジーや技術の進化」も欠かせません。
本メディアでも様々なインタビューを行っていますが、世界に出ても勝てるソリューションや技術、コンテンツを制作している会社が国内には数多く存在します。

「日本を世界一のデジタルサイネージ大国にする」。この目標も決して夢ではなく、現実味を帯びてきています。

今後も成長を続けるデジタルサイネージ業界。参入するなら「今」がベストなのかもしれません!

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