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2017/08/24

【デジタルサイネージ市場総調査2017 VOL,2】2021年に向けた国内市場の推移と広告市場の伸びとは?

サイネージあれこれ
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前回のVOL,1では、(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017を基に、ディスプレイ設置台数とコンテンツ/配信サービス市場の2つの視点から、各業界の活用状況を見ていきました。

今回は、前回同様(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査の資料を基に、デジタルサイネージ業界の2021年に向けた推移と広告市場を紐解いていきます。

デジタルサイネージの国内市場はどうなるの?


出典:(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017

こちらは、「システム販売/構築市場」・「コンテンツ制作/配信サービス市場」・「デジタルサイネージを活用した広告市場」の3つを合わせた「デジタルサイネージの国内市場」の推移になります。
ご覧の通り、2016年から2021年まで右肩上がりで成長を続けており、平均成長率は17.1%。特に、2017年から2021年では約2倍近く上昇しています

これは、ディスプレイ・配信システムの低価格化が進むのと同時に、今までデジタルサイネージを活用していなかった業界においても需要が拡大しているからです。
やはり2020年東京オリンピックに向けて、交通機関・公共施設・宿泊施設においての新設やリプレイスが活発になっているという背景も非常に関係しています

とはいえ、オリンピックが終わった後に需要が落ち込むのでは?と感じている方も多いでしょう。一気にデジタルサイネージが普及し、様々な場所に設置された結果、使われなくなるのではないのか…?
答えはNOです

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出典:(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017

このグラフは国内市場の分類別の市場規模です。ご覧の通り、こちらも右肩上がりに成長をしています。
それを牽引しているのが「デジタルサイネージを活用した広告市場」。

システム販売/構築市場、コンテンツ制作/配信はほぼ横ばいに推移していますが、デジタルサイネージを活用した広告市場は急激な伸び率になっています。

つまり、デジタルサイネージの市場が拡大し、媒体自体が多くなるということは、多くの人に見られる機会が増えるということを意味しています。その状況でうってつけなのが広告なのです。

それでは、広告市場に絞って市場推移をみていきましょう。

デジタルサイネージを活用した広告市場はどう?


出典:(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017

デジタルサイネージを活用した広告市場の推移は2017年から2021年で約3倍にまで跳ね上がっています。このグラフで対象としているのは「ビルボード(屋外ビジョン)」・「交通広告」・「インストアメディア他」の3つです。

・ビルボード(屋外ビジョン):屋外(ターミナル駅/商店街/繁華街/ビル壁面/ロードサイド)
・交通広告:構内(施設内)/通路・コンコース及び車両内(鉄道車両/バス/タクシー 他)
・インストアメディア他:屋内(施設/店舗内)※店舗(自動車教習所/大学/病院など)を含む

ビルボードはフルカラーLEDの低価格化が進んだため、高速道路や店舗壁面などに媒体数が増加しました。

交通広告は、新型の山手線が棚上をデジタルサイネージ化したり、西武鉄道が中吊り広告をデジタルサイネージ化したりと車両への導入が進んだのが大きな要因です。加えて、駅ナカのポスターがデジタルサイネージにリプレイスされたこともあり、3つの中では交通広告が市場を牽引しています。

インストアメディア他ではコンビニへのデジタルサイネージ設置が進んだり(ニューデイズやミニストップ)、理美容室やネイルサロンへのデジタルサイネージの設置が進んだりしたため、やや成長は鈍化しつつも上昇傾向にあります。

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出典:(株)富士キメラ総研デジタルサイネージ市場総調査2017

こちらが3つの内訳になっています。

図の通り、ビルボードは若干横ばいになっていますが、交通広告が市場を牽引しています。

しかし、成長率で言えばインストアメディア他も負けていません。
中でも小売店舗/商業施設の需要が多く、スーパーや百貨店でのデジタルサイネージ導入が標準化したこと。また、アパレルショップやカーディーラーなどでも導入が進んでいるため、近い将来は様々な屋内施設・店舗でデジタルサイネージが当たり前のようになっていることでしょう。

広告においての活用がデジタルサイネージ成長のキーとなる?

国内のデジタルサイネージ市場は2021年の時点で、現在(2017年)の約2倍になっている予測がされています。

それを牽引するのが広告です。現在では屋外広告取引市場JAODAQが立ち上がり、広告配信システムも複数社が手がけています。このように、デジタルサイネージ広告にも地盤がきちんと出来上がってきている今。この流れが続き、デジタルサイネージ周りの環境が整備されることで、もしかしたら予測よりも更なる発展が見込めるかもしれません。

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