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2018/04/19

デジタルサイネージ広告の効果と出稿時の注意点

サイネージあれこれ
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デジタルサイネージで広告を出して、はたして効果はあるのでしょうか?

いまや屋内外問わず色んな場所でサイネージが設置されているのを見かけますが、どこにどんな広告コンテンツを出せば訴求できるのでしょうか?

今回は、デジタルサイネージの広告効果や出稿媒体における特徴と注意点など事例も含めて紹介致します。

デジタルサイネージ広告は効果的?

サイポの記事 “デジタルサイネージを見て実際に行動した人は何人?都内のサラリーマン550人に聞いてみた” において、「デジタルサイネージの訴求力に関するアンケート」を紹介しました。

実際にデジタルサイネージに表示された広告を見て商品を購入、または、お店に行く行動をした人は全体の23.6%(550人中130人)です。実際に購入行動をしなくても、サイネージ広告を見た人が、家族や知人に「こういう商品をみかけたよ」と紹介や発言することもあります。その情報拡散行動までも範囲にいれると、もっと数字は増えるはずです。不特定多数に情報提示する媒体として、見た人の4人に1人がなんらかの消費的行動を起こさせたと考えると、デジタルサイネージには大きな訴求力があるといえます。

では、実際にどのような場所、どのような時に、サイネージをみているのでしょうか?

先のアンケートの結果を見てみると、駅や街中が約半数近く、残り4割は店舗の前や店舗内が占めています。

ここで、出勤や通学または帰宅中の道のりを思い出してみてください。会社や家を出るとビルの1Fの店舗にサイネージが、駅の中の柱には交通情報に関するサイネージが、ホームには地域の店舗の広告サイネージが、電車の中でも目の前に動画のサイネージがあったはずです。一日に何度、サイネージを目にしているか数えてみてください。

このようにテレビのCMやインターネット広告に加えて、デジタルサイネージは非常に効果がある広告媒体といえます。

サイネージの広告媒体とその効果は?

街中や駅でデジタルサイネージを見ている人が非常に多いことが分かりました。

日本中でデジタルサイネージが日々増え続けていますが、その広告媒体としてどのような場所があり、どのような効果があるか、その注意点を街中(屋外)/交通機関/店舗内に絞って整理します。

街中(屋外)

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駅の中やビルに設置されている大型ディスプレイは目立つため、視認性も高く広告効果は高くなります。人通りの多い駅周辺や繁華街においては特に注目度は高くなります。屋外に置いてあるデジタルサイネージを見るのは主に歩行者です。また自動車やバスなどからも見られることがあります。つまり、移動している人が「気がつく」「目に付く」「見やすい」場所が広告としては重要な要因となります。

特定の位置からしか見えない(柱、樹木、ビルなどで隠れてしまう)場所は、露出効果が激減します。つまり、いくら通行者が多くても、ある角度からしか見えないようでは、視聴率は一気に下がります。単純に設置場所・ロケーションの人通りだけで判断してはいけません。交差点では、信号待ちする人に見てもらう事が期待されます。よって、やや視点の高い位置や大型ディスプレイのほうが目立ちます。信号機への視線の延長線にサイネージがあると自然に目に入ってきます。

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店舗外に向けてのサイネージにおいても、その外をどういう導線で歩いているのかが重要です。歩行者の横、すなわち、歩く方向に並行してディスプレイを置いてあるのであれば、小さい画面では気がつきません。面として認識してくれるだけのディスプレイの大きさやレイアウトの工夫が必要です。

このように屋外設置のデジタルサイネージにおいて広告効果を求めるのであれば、場所と大きさ(表示方法)が一番重要となります。

交通機関(電車の中)

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昨今、電車の中の広告も紙ではなくディスプレイを使ったデジタルサイネージに置き換わってきています。JR東日本では首都圏を走る電車内でトレインチャネルを展開しています。これは三菱電機が開発したトレインビジョンシステムを使っています。

電車の中で何をしているかのアンケート結果(株式会社マーシュ様 “電車内の過ごし方に関するアンケート調査”)によると、「スマートフォン操作」が約7割を占めている一方で、「電車内広告を見る」が約4割にも達しています。特に通勤ラッシュ時にはスマートフォンを操作することが困難なため、自然と視線は車内の広告に目がとまります。

山手線の延べ乗車人数は一日平均約256万人(JR東日本 “首都圏路線群と延べ利用者数”より算出)です。そのうちの4割(102万人)、というと大げさかもしれませんが、それだけの人数が見たと仮定すると、その広告効果は絶大と思われます。サイポの調査(10代〜60代に聞く!今までの見たデジタルサイネージで印象に残ったサイネージとは?)でも、電車内のサイネージに印象が残っている人が多い結果が出ています。

このように電車内広告は、非常に不特定多数に一斉配信できるメリットがある一方で、それだけ露出効果が見込めるだけに費用は非常に高くなります。例えばトレインチャネルにおいて、山手線に長期スポットCM(13週間15秒2枠)を依頼すると3,800万円、中央線快速にスポットCM(1週間15秒4枠)でも110万円です(トレインチャネル料金表より)。

また電車内広告は基本的に音声が出ません。既存の広告動画などを流用しようとすると視聴者に伝わらない可能性があります。よってテロップ等で補う必要があります。また液晶ディスプレイの解像度が上がったとはいえ、電車内のディスプレイはさほど大きくありません。文字を表示するにしても、商品を出すにしても、小さいと見難く伝わりません。このように車内から実際観る人の立場にたってコンテンツを制作する必要があります。

インストア(店舗内)

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最近はチラシやポスターに置き換わって、店舗内にサイネージを設置する事例も増えてきました。商品告知・案内、自社CMやイベント・店舗情報の案内などがあります。デジタルサイネージに置き換えるメリットは下記の通りです。

・広告性:動画、アニメーションによるアイキャッチ効果

・コンテンツ管理の容易さ:簡単にコンテンツを変えられる。即時対応できる等

・空間の有効活用:チラシなどに比べてディスプレイ1台とサイネージプレイヤが設置できれば良い

・緊急時対応:非常時や有事の際の避難案内など

このように非常にメリットがあるサイネージですが、設置場所を誤ると全く見てもらえないことになります。

人間の視野角は垂直130度、水平で120度(物体が見える範囲想定)です。あまりにも足元すぎると見難く気がつきません。天井近くでも同じことがいえます。自分たちは良く知っている店舗内のレイアウトも、お客様は実は初見で色々なところを見ながら歩いています。その時の視線はどこにいくのか、店舗の入口から出口までお客様がどのような導線で動くかを改めてお客様視点で設置場所や広告を出すサイネージを選定しましょう。単にタブレットを店内の空きスペースに立てかけておけば見てくれる、触れてくれる、という考えでは広告としてもはや成り立たなくなっています。

例えば、レジ付近でお会計している時にちらっと観てもらうのを狙うのであれば,卓上にタブレットサイズのサイネージを置くのも手です。お会計や並んでいる際にちらっと見てもらえる可能性があります。低価格で導入も可能です(サイポ内記事 “低価格・低予算でデジタルサイネージを導入する方法”)。

また、インタラクティブサイネージなどもインストアでは有効です。サイポ記事の”【インストアサイネージ】プロジェクションマッピングPOPとマルミエビジョンとは?” もご参考にして下さい。

なお、広告コンテンツを制作するときには、文字のデザイン(フォントの大きさや色など)も重要です。せっかく広告を出しても文字が小さすぎたり、白飛びしているような状況では見難く読んでもらえません。そもそもサイネージに気がついてもらえない可能性もあります。文字のデザインについては、すべてのサイネージの媒体に対しても同じ事が言えますので注意しましょう。

デジタルサイネージターゲット別媒体例

実際に設置されているデジタルサイネージについて、ターゲットとロケーションを絞ってご紹介します。

インストアサイネージをとってもポスターの代替に限らず、様々なアプローチ方法がでてきています。プロモーション内容の特性を把握することで、それに最適な媒体が見つかります。

今回は2つ、「ブレイクキャスト」と「タワーマンションサイネージ」を取り上げます。

待ち時間特化サイネージ「ブレイクキャスト」

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ブレイクキャストは、お店からお客様へ手渡される呼出ベルに広告動画を配信できるサービスです。現在はイオン等のショッピングモールのフードコートを中心に展開しています。料理ができあがるまでの待ち時間に接触するため、視認率が高い媒体になっています。

ターゲットは30~40代のファミリー層で、購買意欲の高いシーンに接触できるなど、かなり限定したターゲティングができます。

例えばすぐに買って帰ることのできる飲食品、上映中の映画、おもちゃやゲームなどが有効になってきます。

反対に、これから食事というタイミングなので、レストランなどの飲食店の広告は難しいかもしれません。

高層マンション特化サイネージ「マンションサイネージ」

マンションサイネージは、首都圏にある高級分譲マンション内に配信できるサービスです。折込チラシやDMが訴求できないようなマンションに、マンション管理組合公認の情報媒体として独占設置されています。

ターゲットは高所得者層になっており、毎日必ず通る位置に配信するため、特定の広告への接触回数が高まりブランド認知を向上させることができます。

例えば、共働きをする家庭向けに「時短」と言うキーワードで狙った家事代行や、ホームパーティー需要を狙ったデリバリーといった狙い方ができるようになってきます。

まとめ

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デジタルサイネージ広告は非常に効果があります。

ただし、サイネージを設置している場所や露出する時間帯や期間などをしっかり調査した上で広告を出す必要があります。そうでないと、ただ単に毎日朝からディスプレイに広告が出ているだけで、誰も見ていない媒体となってしまいます。また、どんなに良い広告コンテンツも、広告を出す場所やシステム(画面の大きさなど)によってデザインなどを柔軟に対応していかないと広告効果はでません。

サイネージは、いまや街中のあちこちで見られるようになりました。そのため、当然ながら広告としてはお客様の取りあい、競争になってきます。「気がついてもらう」「覚えてもらう」「消費行動を起こさせる」広告媒体を目指すには、広告内容だけでなく、このようにデジタルサイネージの設置場所、時間そして媒体など総合的に考えていかなければ効果は大きく出てきません。

サイポでは広告媒体リストも扱っておりますので、ぜひ会員登録して調べてみて下さい。広告媒体や規模によっても価格等大きく異なってきます。なにかご相談があればサイポにお問い合わせください。

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