1. HOME
  2. 市場動向
  3. 【武蔵野美術大学卒展2016】VRも登場!学生たちのデジタルアート作品を調査してきた
2017/03/09

【武蔵野美術大学卒展2016】VRも登場!学生たちのデジタルアート作品を調査してきた

img_0041

みなさん、なんだかお久しぶりです。
デジタルサイネージ調査隊新隊長です。

突然ですがSIPOコアユーザーのみなさん、昨年の今頃、我々デジタルサイネージ調査隊が何をしていたか覚えていますか?
そう、武蔵野美術大学の卒展でデジタルアート作品を調査していました。
そして今年も!2017年1月19日(木)〜22日(日)の4日間、武蔵野美術大学の鷹の台キャンパス卒業・修了制作展が行われたので行って参りました。

未来のテクノロジー業界、そしてデジタルサイネージ業界を担う学生さんたちのデジタルアート作品をご覧ください。

巨大スクリーンに映る草花が、自分の持ち物や動きに反応する!『変遷』

まず最初に体験させていただいたのは、こちらの作品。

%e5%a4%89%e9%81%b7

福本真知/『変遷』

img_0016

空間の中央に設置された、こちらの四隅の穴の上に色のついた物体をかざすと、その物体の色に合わせて周りの映像が変化するというもの。
さらに、スクリーンの前を歩くと体の動きに合わせてスクリーン内の草花がゆらゆらと揺れます

現実ではなかなか味わえないようなステレオタイプの「自然」に、デジタルの演出を組み合わせることで「不自然」な空間を創り出したというこちらの作品。不自然さを感じることができる大人は不思議な気持ちを体験でき、何も分からない子供は単純にその空間を楽しむことができる、大人にも子供にも体験してほしいインスタレーション作品です。

自分の動きを、目で、音で感じられる!『あなたの「かたち」発見』

次に体験したのは、ディスプレイを用いたインタラクティブ作品。

%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%80%8d%e7%99%ba%e8%a6%8b

阿部茉理/『あなたの「かたち」発見』

ディスプレイの前の空間を歩くと、設置された赤外線センサーが動きを感知し、体験者の位置情報を元に単音データが再生されます。(再生される音の種類は、その時の体験者の位置によって異なります。)
さらに再生された単音データの周波数に合わせ、ディスプレイ上に模様が表示されます。

普段、瞬時に消えてしまう自分の「動き」を音や模様といった形で目にすることができる、インタラクティブなデジタルコンテンツ。
感覚的に体験することができるので、街中に設置されていたら思わず足を止めてしまう人も多そうです。

音に合わせてレース模様を作れるツール?『音の編み物』

暗闇の中投影されていたのは、マネキンに合わせたレース模様

%e9%9f%b3%e3%81%ae%e7%b7%a8%e3%81%bf%e7%89%a9

田嶋ひとみ/『音の編み物』

こちらの作品は、投影がメインではなく、マネキンの前に設置されたパソコンに入っているツールなのだそう。そのツールを使って音楽を流すと、音楽から得た周波数音量などのデータを元に、レース模様を生成してくれるようです。

実際にツールを用いて作成したレース模様が、奥のマネキンに投影されているのだとか。

音に合わせて模様が作れるツール。色々な使い道がありそうです。

影に反応するCGの液体が幻想的!『水の幻像』

『音の編み物』と同じく暗闇の部屋に展示されていたのはこちらの作品。

%e6%b0%b4%e3%81%ae%e5%b9%bb%e5%83%8f

中村翔/『水の幻像』

CGによって液体の集光模様を表現したそうです。
テーブルディスプレイの上に置かれた陶器の周りに手をかざして影を作ると、その陶器の周りをCGの液体が流れます

綺麗な液体のCGが暗闇に光り、とても幻想的なインタラクティブ作品でした。

学生さんも、VRの波に乗っていた!『上が左で、左が右で』

なんと今年はVR作品までありました。
元隊長、早速体験させてもらいます。

img_0049

西松大輝/『上が左で、左が右で』

VRマスクをかけると、

img_0055

こんな映像が見えるそう。

連携されているコントローラーを使って、上で右へ左へカーソルを動かすと、映像の中の人もその方向へ走ります。
さらに、段差がある場所では下に飛び降りたりもできるそう。
元隊長、飛び降りながら

「うわ!すごく変な感覚!変な感覚!」

と騒いでいました。
VR元年と言われた2016年。卒業制作でVR作品に取り組む学生さんもいたようです。

3つのディスプレイがより世界観に引き込んでくれる!『Delicious Allegory』

次に見せていただいたのは、複数のディスプレイを上手く活用した作品。

delicious-allegory

Budiman Arief/ 『Delicious Allegory』

料理ができるまでのプロセスを、映像を使って私たちの日常生活の様々なシーンと視覚的に関連付けたというこちらの作品。
パンが焼けたり、卵料理を作ったり、朝ご飯がお皿に乗るまでのプロセスが、まるである種の冒険のように見えます。

また、3つのディスプレイをただ横に並べるのではなく、角度をつけてコの字型風にすることで、より映像の世界観に入り込みやすくしています。

普段は見えない「音波」が視覚化できる!『Re-aqtion』

最後に体験させていただいたのは、音波に水を反応させることで、音を可視化することができる作品。

re-aqtion

駒木根祐紀/『Re-aqtion』

音を立てると、その音の音波にケースの中のが反応します。
普段は目に見ることができない音。しかし、そんな音も本当は空気を波のように振動させながら私たちの耳に届いているということを、改めて実感させてくれる作品です。

最先端技術+独自の感性で、今後のテクノロジー業界を担う学生たち

昨年に引き続き、インタラクティブな作品が多数展示されていた武蔵野美術大学の卒業・修了制作展

昨年はAR作品がありましたが、今年はVR作品がありました。時代の流れを敏感に捉え、そこに独自の世界観やデザイン性をプラスした学生さんたちの自由な作品の数々。

そんな彼らの技術や感性は、今後のテクノロジー業界、デジタルサイネージ業界の発展に大きく貢献してくれることでしょう。

会員登録する
SIPOではデジタルサイネージ業界の最新動向を配信中。
会員登録して、いち早くニュースを受け取りましょう!

「いいね!」で
最新情報をお届け

img_0041