2016年7月、東京都内にある建物が世界遺産に認定されました。
そこは国立西洋美術館。台東区は上野にある美術館です。ル・コルビジュエが建築した美しい建築は東京をまた一歩先に進めてくれたと言っても過言ではないでしょう。
というわけで、デジタルサイネージ調査隊はそのビッグウェーブに乗り、今まで調査を行っていなかった上野にやってきました。
別件で忙しかった新隊長、久しぶりの登場です。
別件の内容は今まで聞かされていなかったのですが、どうやら部長に重要な仕事を任されたそうです。…僕より先に出世はないかと思いますがちょっと心配です。
社内的な事情はいいとして早速、上野のデジタルサイネージを調査していきたいと思います。
中央改札を出ると真っ先に発見したのは、JRのデジタルサイネージです。栃木観光のプロモーションが放映されています。非常にシンプルな映像で文字も大きいので見てすぐわかるコンテンツをなっています。
駅構内のお店にもデジタルサイネージがありました。デッドスペースにデジタルサイネージを設置して効率のよい土地活用をしているな…と感じました。
こちらもエキナカにあるハードロックカフェのデジタルサイネージ。5面も設置されており周りにある4つのサイネージは小さな画面で同じコンテンツを、真ん中の大きい画面にはメニューなどの美味しそうな広告が放映されていました。写真には写っていませんが、このサイネージの前が待合所になっており、外国人観光客の方たちの目を奪っていました。
中央改札の出口あたりにある街歩きマップです。デジタルサイネージじゃないのが少々残念ですが、3カ国語で表記されております。
新隊長がさっきからなんのポーズをしているのかと思っていたらパンダのポーズをしていたようです。
細かすぎて伝わりませんでした。
別の出口にある成城石井にも入り口にデジタルサイネージが設置されています。成城石井で売られている食品等が非常にオシャレな感じで映されていました。隊長も釘付けになっているご様子です。
さて、上野駅を出てすぐあるフードコートL’UENOさんのデジタルサイネージです。このフードコートはロッテリアが運営している施設です。デジタルサイネージが看板に隠れてしまっているのが少し残念ですが…
中にもデジタルサイネージがあります。こちらはバッチリ確認できます。コアラのマーチのプロモーションが流されていました。
パン屋さんにも、売り場の上にデジタルサイネージがありました。やはり上野はパンダ推しですね…!!
さて、上野で一番の人が集まるアメ横に突入していきます。僕が中学校の頃、よくスニーカーを買いに来た思い出の場所…そのときのイメージではあまりデジタルサイネージがなかったように思いますが果たして…
さすが、外国人観光客が多く集まる場所である上野。しっかりとインバウンド対応のメニューが並んでいます。うなぎって英語でEelと呼ぶらしいです。なんて発音すればいいのでしょうか…?
アメ横センタービルにやってきました。平日の昼間だというのにすごい人です。
そこで発見してしまいました!上野で初の大型デジタルサイネージです!!
興奮してしまい寄ってみました。絶妙な位置に設置してあります。このサイネージの名前は「AMEYOKO Y’s VISION」。アメ横をローマ字にするとなんかカッコイイです。
アメ横センタービルのサイドにもAMEYOKO Y’s VISION設置されています。こちらは少し小さい型のモニターでした。
アメ横をずれて中央通りに行くとあるディスカウント店多慶屋さん。この壁面にも大型デジタルサイネージが設置されています。基本的に中国語で流されていたので、インバウンドの需要を狙っている様子です。
久々に「元祖デジタルサイネージ」を発見しました。やはりこのレトロ感に、我々調査隊も癒やされてしまいます。
しかし、デジタルサイネージも本当に進化をしたな…と感じます。
歩いていてふと上を見上げると、HIS上野本店に忍者が張り付いていました。非常にシュールな絵面でしたが、外国人観光客の方が写真を撮っている姿が多数見受けられました。
これを「totally japanese!!」みたいな感じでSNSで拡散してくれれば、高い宣伝効果になるのではないか…と感じます。
アナログで面白いことをやるのも、デジタル全盛の今の世の中では大事なことなのかもしれません。
デジタルサイネージを探して歩いていたら御徒町まで来てしまいました。御徒町側からアメ横に入る入口に設置されているデジタルサイネージです。周りのビルの存在感に負けて、見つけるのに苦労しました…。
少し休憩をとるためやってきた上野公園。今大流行中のポケモンGOをプレイしている人達でうめつくされていました。どうやらレアポケモンにが多く出現するらしく、平日の昼間でもこんな多くの人達が…。
そんな中、僕は「リアルポッポ」を6羽ほど発見しました。モンスターボールは持っていなかったのでゲットは出来ませんでした。
いつの間にか目の前から消えた新隊長が、屋台でかき氷をゲットしていました。色々な人達がいる上野公園はとてもカオスな場所です。しかし、このキメ顔はなんでしょうか…。
上野公園近くのパセラリゾーツの壁面にも大型デジタルサイネージが設置されています。飲酒運転撲滅を訴える映像が流されています。
上野は総じて、高い場所にデジタルサイネージが設置されている傾向があるように思います。
上野駅周辺のデジタルサイネージ調査隊、いかがでしたでしょうか。外国人観光客が多い場所ということもあり、デジタルサイネージも多く普及していました。
一方で、写真のように「稼働していないサイネージ」が少しあったということも事実です。
設置場所や導線など考えなければいけないことが多く、運用フェーズになると更に一歩踏み込んだ活用をしなければならないことから、ハードルが高いと思われることもあるデジタルサイネージ。しかし、上手く活用をすれば可能性は限りなく高いもの。
今後も、現場の感覚をつかむためにも調査に励んでいきたいと思います。
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