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2017/07/13

テレビ中継CGのプロ集団がサイネージを提供!テクノネットに強みと事例を聞いてきた

インタビュー
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2020年に向けて盛り上がるデジタルサイネージ業界。一社また一社と様々な会社が参入をしてきています。

その中で今までにはなかったバックグラウンドを持ち、デジタルサイネージ業界に新しい風を吹き込もうとしている会社があります。

それが、今回お話を聞いた株式会社テクノネットです。同社はもともとデジタルサイネージをやっていたわけではなく、違う業界で闘っていました。

そんなテクノネットはいかにして、デジタルサイネージ業界に参入したのでしょうか。その背景と強み、制作事例をテクノネット代表取締役・難波田哲史氏とディレクターを務める椛田祥氏・小野智史氏にお聞きしてきました。

放送業界から参入したテクノネット

難波田氏:「もともとテクノネットはTVで放送される選挙中継だとかスポーツ速報のテロップなどをやっていて、それらに紐づく情報システムとグラフィック装置を開発して運営している会社です。売上の約75%くらいは放送局さんとのやり取りになっています。大体年間1300番組くらいの担当をしていまして、NHKさんのスポーツ番組では、ほぼ99%弊社が担当させてもらっています

− その中で、デジタルサイネージを始めようと思ったきっかけはなんだったんですか?

難波田氏:「その培ってきた技術を応用できないかということを考えていまして。最初に手掛けたのが、スタジアム向けの大型ビジョンにグラフィックスを生成するための情報システムを受託開発したんです。そのような流れの中で2020年東京オリンピックというエポックがあるので大型ビジョンだけではなく、デジタルサイネージやモバイル端末にも情報を提供していけたらという思いがありました」

− 確かに、スポーツなどはリアルタイムでの情報や速報性が非常に重要になってきますよね。

難波田氏:「弊社はリアルタイムかつ速報性がある情報を見やすいビジュアルにデザインすること、また開発・運用も得意としています。その強みを生かして、センサーなどを使ったインタラクティブなシステムを作っていこうと。それでたどり着いたのがデジタルサイネージだったんです」

− テクノネットさんがもともと持っていた強みとデジタルサイネージが得意としている領域が重なり合ったということですね!

難波田氏:「そうですね。それで一年半前くらいにチームを作って本格的に動きはじめました」

「コンテンツ作りも強みの一つ」一気通貫で携わるテクノネットの制作事例とは?


©水木プロダクション
※3面でのモニター展開は東京・梅田会場(いずれも終了)のみで実施

椛田氏:「直近でやった事例ですと、2017年3月8日に東京・松屋銀座で開幕し、全国各地を好評巡回中の『追悼水木しげる ゲゲゲの人生展』(朝日新聞社主催、水木プロダクション企画協力)において、テクノネットが会場内の武良布枝さんインタビュー映像と、記念撮影コーナーのインタラクティブコンテンツを作成しました。もともと、インタビュー動画などのコンテンツづくりも得意としていたという背景もあり、そのご縁で制作に携わることになりました」

− 3面で目玉おやじがディスプレイの外に出ていますね…!非常にユニークな作りになっていますがこれは…!

小野氏:「私自身がもともと商業施設にデジタルサイネージを導入する仕事をしていたんです。その際に、スウェーデンのDISEというサイネージソフトを見つけまして。それをぜひテクノネットで使いたいと思い、今回使わせていただきました。DISEは恐らくいまあるサイネージソフトの中でも一番高スペックなソフトなんです

− 高スペックというとどの部分がいい点なんですか?

小野氏:「先ほど仰っていたように、このサイネージは3面でしかもその上にプロジェクターを設置しているので厳密に言えば4面なんですDISEは、そのプロジェクターと液晶画面をシームレスかつ非常に簡単に繋ぐことができます。また、ドットバイドットなのブロックノイズみたいなものも全く出ません」

− なるほど。確かに非常にキレイで自然に見えます。

©水木プロダクション
プロジェクターもレーザープロジェクターを使用。全国を巡回する展示会だからこそ、設置する側のことも配慮した作りになっています。

小野氏:「通常だと、PCごとに別々の動画を映して合わせないといけないのですが、DISEだと3000×3000の映像を作って入れるだけで、いくつの面があったとしてもそのまま画面に合わせて同期してくれるんです。なので、ゲゲゲの人生展において、制作期間がかなり短縮されました」

椛田氏:「ディスプレイの間隔などの数値を指定しておけば、映像の差し替えも簡単にすることができます。スペック的にはかなりのものを持っているので、それこそプロジェクターを長い廊下に並べてそこをキャラクターが走っていくみたいなものも簡単に作れてしまうんです」

小野氏:「編集ソフトのような感じで、ディスプレイ間のオブジェクトを移動できたり、クラウドで管理できたりもするので本当に素晴らしいソフトですね。センサーやARなんかにも対応しています。逆になんでも出来すぎるので説明が難しいんですが…(笑)。直接スウェーデンの本社と取引をしながらやっているので、ぜひ普及させていきたいなと思っています。価格もかなり安いので」

− システムにあまりお金がかからないということは、コンテンツにお金がかけられるということですね!

椛田氏:「その通りです!システム構成も非常に簡単で運用もシンプルにしているので何かアクシデントが起きたとしても、一度電源を落として再起動すればまた元通りになります」


©水木プロダクション

椛田氏:「こちらもゲゲゲの人生展で設置したデジタルサイネージと連動した写真ブースです。もともと『SNSで拡散するもの』というオーダーがあったんですね。そこで、漫画の世界に入り込んで記念撮影できるブースを作りました」

小野氏:「構成としては中に人が入るとセンサーが感知して、ランダムで水木先生からのメッセージが出るようになっています。中に入っている人はどんなメッセージが出ているかわからないので、写真を撮って見てからのお楽しみという仕掛けです」

− 今の時代、写真を撮って見たあとにはSNSにあげるというワンステップがついてきますからね…!

椛田氏:「システムがシンプルな分、我々が今まで展覧会を手がけてきていた中で培った演出のノウハウを投入しています」

小野氏:「センサーで反応して自動で写真を撮ってくれるだとか、そのままSNSにあげてくれるというようなフルスペックな提案もできたんですが、今回はなるべくシンプルな形でアナログの温かみを残しました。決してフルスペックがいいというわけではないので…」

− 確かに、画面がタッチできてSNSにあげられますというようなデジタルサイネージは見かけますが、皆さん恥ずかしがって触らないということも多いですからね。

カメラをセンサーにしたインタラクティブコンテンツも制作可能!

椛田氏:「他にも、弊社ではカメラをセンサーに使ったサイネージもやっています。体験してみて下さい!」

− ぜひ!
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というわけで、元隊長の私が体験させてもらうことに。こちらは、手の動きに合わせてお花が出て来るコンテンツ。
画面の上に設置されているカメラで目の前にいる人を感知し、インタラクティブなコンテンツになっています。

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こちらは、動きに反応するタイプのコンテンツではなく目の前にいる人の顔を捉えて画面の泡の中に投影しています。
ここからではよく見えないので泡をアップにすると…

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気の抜けた私の顔が泡となってぷかぷかしていました。

一見、シンプルなコンテンツにも見えますが非常に考え抜かれて作られており、「体験していて気持ちのいい」インタラクティブサイネージでした。

この他にも、更に進化した現段階で見せられないコンテンツをいくつか体験させていただいたのですがどれも面白いものばかり。これは今後のテクノネットさんからのリリースをお楽しみに…!!

コンテンツ×データベースを使ったデジタルサイネージを

− 最後に、今後の展開はどのようにしていきたいと考えているのでしょうか?

椛田氏:「今後は、今の武器であるコンテンツと、もともとスポーツ生中継で培ってきた『データベースを使ってそれをリアルタイムにカッコイイCGで出す』という自社で開発してきた技術をかけ合わせていけたらと思っています。例えば、スタジアムの中に沢山デジタルサイネージを設置して、そこに適したコンテンツをリアルタイムに流すということができたらもっと面白く、幅広いデジタルサイネージの使い方ができるのではないかと思っています」

− 大きなスタジアムで別々の競技がやっているとして、両方見たかったとしてもデジタルサイネージがあればリアルタイムで見ていない方の情報を知ることができますね…!本日はありがとうございました!

 

TVは、一瞬のミスが放送事故に繋がる世界です。そんなシビアな世界で磨いてきた技術を生かしてデジタルサイネージ業界に参入したテクノネット。

2020年に向けて、またその先に向けて、新しい挑戦を続けて今後更に皆をアッと言わせるデジタルサイネージを作ってくれることでしょう!

サイネージデモのお知らせ
株式会社テクノネットではインタラクティブ・サイネージのデモを実施中です。
「ゲゲゲの人生展」などの制作事例や、カメラセンサーと連動したシステムなどをご紹介しています。

会場:〒164-0011 東京都中野区中央4-7-17 株式会社テクノネット社内
開催時間:11:00〜19:00 [要予約] ※デモは1時間程度です。

[お問い合わせ]
TEL:03-6746-0082
FAX:03-6746-0092
MAIL:kabata@technonet.co.jp

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