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2017/03/23

アイモバイルが提供する、デジタルサイネージアドネットワーク「SCEEN」とは?

インタビュー
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インターネット広告事業を展開する株式会社アイモバイル(以下、アイモバイル)。
主にモバイル広告を主とし、現在では国内最大級のアドネットワークを提供しています。

そんなアイモバイルが2016年12月13日にデジタルサイネージアドネットワーク「SCEEN(シーン)」をスタートさせました。SCEENは、デジタルサイネージ広告を掲載したい広告主の業務負荷を軽減し、希望場所へスムーズに出稿できるようになるというサービスです。現在のデジタルサイネージ業界が持つ課題を解決できるプロダクトとして注目を集めています。

そこで今回は、モバイルアドネットワークで培ってきたナレッジを生かし、デジタルサイネージ市場に参入するアイモバイルに、参入の背景とSCEENについてお聞きしました。

そもそもアイモバイルとは

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写真左:代表取締役副社長・溝田吉倫氏 写真右:アドプラットフォーム事業本部 SCEEN事業部 小野寺遥氏

アイモバイルは2007年に創業し、フィーチャーフォンのアドネットワーク事業からスタートしました。その後、瞬く間に国内最大級まで拡大。2011年にその仕組みを活かしてPCに参入します。
同年5月にスマートフォン用のアドネットワークも開始し、マルチデバイス型のアドネットワークを構築しました。

溝田氏:「基本的には広告事業がメインになるんですが、ふるさと納税の支援サイト『ふるなび』の運営もしています。その他にもキャラクターのデジタル版権を扱う事業や人材事業など、多岐にわたって事業展開している会社です」

そして、2016年12月にデジタルサイネージアドネットワークを開始しました。

溝田氏:「弊社でデジタル広告を出稿している企業さまが1,000社近くいらっしゃるのですが、その基盤を活かしてデジタルサイネージ広告事業に参入しました」

「裾野を広げていきたい」デジタルサイネージアドネットワーク参入の背景とは?

小野寺氏:「デジタルサイネージ広告の参入の背景としては、2015年に『maio(マイオ)』という動画リワード広告のサービスを開始しました。そこで実際に動画の需要を凄く感じたことがきっかけです。動画広告の活用の幅を広げて、より多くの方にリーチできる媒体はないかとリサーチした所、デジタルサイネージだと感じました」

現時点でスタートして約2ヶ月のSCEEN。予想以上に反応は上々だといいます。

小野寺氏:「正直予想以上の反響だったので驚いていますね。WEBサイトからのお問い合わせを多くもらっていて、今まで弊社でお取引のなかったような企業さまからお問い合わせがきています。やっぱり、皆さん課題としてもっているのが、『どうやって出稿したらいいかわからない』ということなんです。私達も色々調べていく中で、広告主は『広告を出したいんだけどどのようにして出したらいいか』がわからない。逆の立場のロケーションオーナーなどは『どうやって広告を集めていいか』がわからないという課題があった。結局、広告が流通していないなと気づいたんです」

このような双方の課題を感じ、アイモバイルはもっと広告を流通させやすくすることが「WIN-WIN」になるのではないかと感じたといいます。

小野寺氏:「以前から展開されている総合広告代理店様は『デジタルサイネージ広告』のことはもちろんわかっていると思うんです。ただ、私達が対応するお客様たちはそもそも『出稿したことがない企業』が多いので、そういったところでは少しターゲットが違うのではないかと思います。そのような観点から、デジタルサイネージ広告の裾野を広げていきたいという想いが強いですね」

溝田氏:「これまで広告業をやっていたからこそ、私達と取引している企業が『そういえばデジタルサイネージ広告っていくらなんですか?』と気軽に聞いてきてくれるんです。インターネット広告って競争の世界で、より単価を高くつけた方が勝ちという世界です。一方で、デジタルサイネージ広告というのは純広告、一定ロールでの配信の世界なので、定価で買っても「必ず出る」という当たり前のことなんですが、その違いを理解している私達がデジタルサイネージ広告に対してできることも多いのかなと思っています」

通行量を可視化!?SCEENの機能とは?

こちらが、SCEENの管理画面です。現在は渋谷にある屋外のデジタルサイネージに対応しています。出稿する際の、価格シミュレーションも簡単にできます。

特筆すべきは、出稿する時間帯・平日・休日によって通行人の数のシミュレーションも可能だというところです。左下にグラフ、画面に見える白い点が通行量を表しており、実際の画面では動いています。

溝田氏:「これは定点カメラで追った映像を加工しています。なので、『ある日の本当の通行量』なんです。これを作るのには苦労しました。笑」

UI・UXも優れており非常にわかりやすいのも特徴です。

小野寺氏:「我々も一度、SCEEN事業を始める前に自社の『ふるなび』の広告をデジタルサイネージに出稿してみたんです。そこで課題に感じたのが『いつでてるかわからない』ということでした。スマホやPCの広告だと座って見ることができるのですが、サイネージはその場に行かないとわからない。現在のSCEENでは広告が出ている時間や動画を確認できるようにしていますが、今後は更にブラッシュアップしていきたいですね」

溝田氏:「現在は渋谷エリアのみですが、今後は機能も面もどんどん増やしていく予定です。デジタルサイネージは2020年までにきっちりとした基盤ができていくと思うんです。私達としてはその後にも、デジタルサイネージにしっかりと広告が入り続ける仕組みを作る必要があると考えています。私達が始めたときになかなか買われなかったモバイル広告が今では当たり前になっています。しかし、デジタルサイネージ広告はそこまで当たり前になっていないと思うんです。だからこそ、まずベースになる『デジタルサイネージ広告を買います』という企業を増やしていくことからスタートしていきたいですね」

デジタルサイネージ広告を一過性のものにしない

溝田氏も小野寺氏もデジタルサイネージ広告をスタートしてから、デジタルサイネージが街に増えているとひしひし感じているといいます。

一方で、デジタルサイネージを一過性のものにしたくないという思いが強いこともインタビューを通して感じました。だからこそ、アイモバイルは2020年以降もデジタルサイネージ広告がひとつの手法として確立されていくことを目指していく

2020年というのは決してゴールではなく、マイルストーンです。それを念頭に置き、先を見据えたサービスや啓蒙が今後更に必要になっていくのではないでしょうか。

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