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2017/03/02

ハードの形にこだわらない!”面白いもの”にこだわる「面白法人カヤック」に制作事例や今後の展望を聞いてきた

インタビュー
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高い技術力アイディア力で、テクノロジーを用いたものづくり業界の注目を集めている面白法人カヤック
本メディアSIPOでも、「dotFes(ドットフェス)」などのクリエイティブイベントで、同社のユニークなコンテンツを取り上げています。

そんなカヤックは、どんなコンテンツを生み出し、どんな未来を創っていくのでしょうか。
今回は、面白法人カヤックにコンテンツ制作の事例や、今後のデジタルサイネージ業界デジタルクリエイティブ業界の展望についてお伺いしました。

“色々な分野×デジタル”で世の中を面白くしていく、面白法人カヤック

画像:今回インタビューにご協力いただいた、企画部・技術部・人事部の村井孝至さん

画像:今回インタビューにご協力いただいた、企画部・技術部・人事部の村井孝至 氏

1998年に、合資会社カヤックとして設立されたカヤック。2005年には株式会社となり、現在の形となりました。
そんな同社は”色々な分野×デジタルで世の中を面白くしていこう“という理念のもと、テクノロジーを駆使した様々なコンテンツ制作を行っています。事業形態としては、クライアントワークのものがメインですが、最近では自社事業も行っているそう。

クライアントワークの特徴は、お客さんのヒアリングを元に企画から入る案件が多いこと。ただ単に頼まれたものを作るのではなく、企画から一緒に考え提案することで、彼らの技術力やアイディア力を駆使した、面白いコンテンツを生み出すことができるのだと言います。

スマホゲームやソーシャルゲーム、デジタルを用いたインタラクティブなキャンペーン施策など様々なプロジェクトを行っている同社。今回はそんな中でも本メディアSIPOの軸となっている、デジタルサイネージに親和性の高いコンテンツの事例を紹介していただきました。

VR×デジタルサイネージで、体験者も周りの人も楽しい!『VR Special Photozone YAMATO』

まず最初に紹介していただいたのは、昨年2016年9月に行われた「東京ゲームショウ2016」で、PCのオンラインゲームを開発・運営しているウォーゲーミングジャパン株式会社が出展したという『VR Special Photozone YAMATO』。

カヤックは、このVRコンテンツの企画・制作を共に行ったのだそう。

人気のPRゲーム、『World of Warships』をテーマにしたというこちらのコンテンツは、VRの世界で原寸大に再現された戦艦大和に乗り込み、コントローラーを使って大砲を撃ったりすることができるのだとか。

VR元年と言われた昨年2016年。VRコンテンツを出展したブースは瞬く間に人気となったそうですが、VRはマスクに限りがあるため、1人1人の体験時間などを考えると1日に体験できる人数に限りができてしまいます

そんな時、役に立つのがデジタルサイネージ体験者が見ている映像を、リアルタイムで周りのサイネージに放映することで、体験者のプレイが終わるのを待っている人も、どんなVR映像が流れているか気になる通りすがりの人も、みんなで同じ映像を見ることができます。

流行りのVRにサイネージを組み合わせることで、より多くの人にブースの魅力が伝わったそうです。

ランニングフォームが3Dスキャンされる!『Running Gate2』

自分のランニングフォームをリアルタイムで3Dスキャンできるという『Running Gate2』。

株式会社電通国際情報サービス(ISID)の研究開発組織であるイノラボが開発しているシステムをコーチング支援アプリケーションとしてリニューアルする際、カヤックが共に企画・制作を行い、できたコンテンツなのだそう。

複数のセンサーが設置された決められたコースを走ると、そのコースを走った時のフォームをセンサーが3Dスキャンしてくれるという仕組みのこちらのコンテンツ。スキャンされたデータは、最後にゴール奥に設置されたサイネージで確認することが可能です。

また、専用のコントローラー(指輪)を使って、画面の中のデータをあらゆる角度から見ることができ、その場にいるコーチから走り方のアドバイスを受けることができます。

実際に2016年8月のランニングイベントで使用され、多くの体験者が自分のフォームをコーチの人に指導してもらうことができたのだとか。スポーツ選手の育成を担う大切なツールとして、今後様々な場所で使われていくことでしょう。

世界初の街頭設置型リアルIngressポータル!『XM-Profiler』

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携帯電話のGPS機能を使い、街中にあるポータルと呼ばれる拠点の陣取りをするゲーム、Ingress(イングレス)
そんなIngressと伊藤園が、世界初となる街頭設置型リアルIngressポータルXM-Profiler』を設置することになり、その制作をカヤックが担当したそうです。

もともと街中に設置してある伊藤園の災害用自動販売機の横に『XM-Profiler』を設置することで、Ingressのプレーヤーたちにとってはそこがポータルに。
これまでのポータルと違い、リアルIngressポータル『XM-Profiler』では、携帯電話のIngressを使って、攻撃、レゾネーター追加、mod追加などを行うと、それに連動して観測情報を即座に可視化してくれます。これによりIngressの世界観が臨場感ある映像や効果音で演出され、プレイヤーたちはよりゲームの世界に入り込むことができるのです。

初号機はお台場パレットタウンに設置されましたが、好評のためその後仙台、大阪にも設置され、最近では京都にも設置されたそうです。

Webでもリアルでも大人気!『ちゃんりおメーカー』

サンリオピューロランドのプロモーションの一環としカヤックが制作したのは、『ちゃんりおメーカー』。

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スマートフォンやPCを使って、好きなパーツを選んだり、自分の顔写真を使ったりすることで自分にそっくりのサンリオ風キャラクターちゃんりおを作ることができるちゃんりおメーカー
Webで大きなバズを起こし、作ったちゃんりおをSNSやLINEのトップ画に使う人も多かったため、目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

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さらに、作ったちゃんりおをQRコードに保存し、サンリオピューロランドにあるツールにかざすと、園内にある巨大スクリーンに流れるサンリオキャラクターたちのパレードの中で、自分のちゃんりおが踊る姿を目にすることができます

サイネージと組み合わせることで、Webの世界だけでなくリアルの世界でも大きな反響を呼んだちゃんりおメーカー
面白法人カヤックならではの技術力、発想力の賜物だと言えるでしょう。

今後のデジタルクリエイティブ業界はどうなる?AR、VRの次は…MR???

画像:今回インタビューにご協力いただいた、企画部・技術部・人事部の村井孝至さん

画像:今回インタビューにご協力いただいた、企画部・技術部・人事部の村井孝至 氏

Webやリアルに関わらず、様々な分野でテクノロジーを駆使した面白いコンテンツを創り続けるカヤック。
そんなカヤックの村井孝至氏に、今後のデジタルサイネージ業界、そしてデジタルクリエイティブ業界の展望をお伺いしました。

「インターネットが流行った当初は、”Webサイト作ってます”って言ったら、すごいことでしたが、今では普通になってしまいました。
デジタルサイネージは、当たり前となったWebとリアルの場を繋ぐ、大切なツールになっていくんじゃないですかね。

あと、近い未来は、やっぱりARとかVRがどんどん普通になっていくと思います。
それも今みんなが当たり前だと思っているスマホのARやHMDのVRではなくて、マイクロソフトのHoloLens(ホロレンズ)のもっと細いやつみたいな…メガネのような軽いARグラスとかが主流となっていくんじゃないですかね。バーチャルの世界が見えるメガネをかけて生活するのが普通になって、昔見たSF映画の世界なんかがどんどん普通になっていく。そのうちメガネじゃなくて目に貼り付けるコンタクトレンズのような何かになるかもしれないですが(笑)。

最近では、リアルの影響を受けたVRと言える、MR(Mixed Reality)という言葉も出てきて、バーチャルの世界はどんどんリアルに溶け込んできています。
平面のWebやアプリ、リアルのデジタルサイネージ、バーチャルのARやVR。それらのカテゴリに関わらず、人々の生活をより便利にするもの、より面白くするもの、映画で見たようなコンテンツがどんどん現実化されていくと思います。

これからのデジタルクリエイティブ業界は、ハードの形に捉われず、より本質的なコンテンツが生まれていくんじゃないでしょうか。」

大切なのは、平面やリアル、バーチャルというカテゴリではなく、物事の本質を見極めたコンテンツ

Webやアプリ、デジタルサイネージやバーチャルというカテゴリに捉われず、クライアントの課題を解決するもの、世の中をより面白くするものを創り続けるカヤック。高い技術力と、柔軟な発想力、そして物事の本質を見極める”目”があるからこそ、その時代のニーズに合った面白いコンテンツを創ることができるのでしょう。

そんなカヤックが今後どんなコンテンツを生み出していくのか、デジタルサイネージやデジタルクリエイティブの世界はどう変化を遂げていくのか、SIPOは今後も追っていきます。

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