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2017/02/16

アイディアとテクノロジーでハッピーに!アララ株式会社が創る、AR×デジタルサイネージとは?

インタビュー
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デジタルサイネージは今、大きな変化を迎えています。

デジタルサイネージと言えば、以前は液晶ディスプレイなどに映像を流すだけのものでした。しかし、現在においては顧客の動きに合わせて映し出す映像を変化させるインタラクティブ性を備えたデジタルサイネージが登場するなど、テクノロジーの進化とともに、そこに加わる機能も広がりを見せています。

そのような中、「ポケモンGO」のブームによって注目されているAR技術をデジタルサイネージに活用している会社があります

それが、今回お話をお聞きしたアララ株式会社です。同社は、ARという技術が一般に広まる前の2010年からARの技術を採り入れたアプリ開発を進めており、デジタルサイネージにおいてもARを掛けあわせたコンテンツを数多く生み出しています。

今回はそんなアララ株式会社に、デジタルサイネージとARのコンテンツについてお聞きしました。

設立のきっかけとなったARの技術をデジタルサイネージに活用

もともと、アララ社は2010年にARの専業会社としてスタートしました。2016年4月に親会社であった株式会社レピカと合併をし、現在はAR事業だけでなく様々な事業を手がけています。

同社が、最初にリリースしたのは「ARAPPLI(アラプリ)」(http://www.arappli.com/service/arappli/)」というARアプリで、スマートフォン向けに展開してきたそう。その時点では日本国内でARを専業としている会社はなかったといいます

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「ARAPPLI」を使った面白い取り組みが、このARを使った名刺です。アプリを起動して名刺をスキャンすると3DCGになった本人が現れるというもの。営業先などに覚えてもらうのにはもってこいのツールではないでしょうか。

同じ頃、ヨーロッパではARをデジタルサイネージに使う事例が多く出てきたタイミングでもありました。
そのため、「ARをデジタルサイネージに使えないか」という問い合わせが多く寄せられたといいます。そこでスタートしたのが、「ARAPPLI SIGNAGE(アラプリサイネージ)」です。

アラプリサイネージは「その場にいる誰もが一目で理解でき、迫力あるCGや映像で驚きを体験・共有できるビジョン型ARシステム」。
ユーザーが一人でしか体験出来ないスマホでのARに比べ、一回で大勢の人達に体験してもらえるサイネージはショッピングセンターやイベントスペース、街頭ビジョンなど多くのシーンで活用されています。

それでは、いくつかアララ社が手がけた「ARAPPLI SIGNAGE」の事例をみていきたいと思います。

2012年に行われたソラマチのARサイネージ


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最初にアララ社が手がけたコンテンツがこのソラマチで行われた、パナソニック美容健康商品のクリスマスセールスプロモーションです。
連日16万人の観光客が訪れる東京スカイツリーの200インチビジョンで実施されました。

大型ビジョン前に設置されたステージに立つと、イメージキャラクター2人の3DCGが、ARコンテンツとして出現するコンテンツです。

最終的には、映る画面をキャプチャーで撮影。その写真を記念にプレゼントするという、ソラマチが迎えるはじめてのクリスマスにふさわしいインタラクティブなものです。

このコンテンツを皮切りに仕組み化を進め、実写映像の中にCGや画像を重ね合わせるコンテンツをパッケージ化したそう
さらにキネクトを用いて、人の動きにも対応できるようにしていったといいます。

イオン ハッピーママフェスタ

こちらは、2013年にナゴヤドームで行われた、乳幼児を持つお母さん応援イベント。その中でのイオンブースにて、9面マルチビジョンを使用したARを実施したそう。
電子マネーWAONの着ぐるみキャラクターを事前に撮影し、あたかも現実の世界にいるかのようにARを出現させたといいます。参加のお土産には、画面上でキャラクターと撮影した写真のプレゼントも行っていたそうです。

この事例でも「持って帰って思い出せる」という、「その場だけではない」施策によって付加価値をつけています
仕組みとしては、マーカーをイベントスペースの床に設置し、メインカメラで撮影している風景をビジョンに表示させます。マーカー上に人が入ったことを検知カメラが捉えると、CGや映像をAR合成するというものです。
なお、ARの出現方法としては、「近づくだけで出現」させる位置情報を活用したものや「キネクトを使い任意のポーズで出現」させる空間認識を活用したものなど多くのシチュエーションに対応しています。

アララのオリジナル!手軽に導入できるARサイネージ

最後にご紹介するのは、今までの経験や知見を生かして作成された「Dinosaur AR Vision(ダイナソーARビジョン)」です。

こちらは、アララ社が保有するCGデータを利用することで、安価に大迫力ARを実施できるというもの。どうしても費用がかさんでしまう3DCGアニメーションの制作費を抑えることで、手軽に導入できるようになっています。
実際に、このクオリティーのコンテンツを作るには数千万円かかるといいます
しかし、数日間のイベントに映像コンテンツだけで数千万をかけることは、導入企業にとっては、なかなか難しいもの。それ故、パッケージ化することでハイクオリティなものを安価で提供することを可能にしたそうです

新しいテクノロジーを駆使してハッピーな社会を作る

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インタビューを受けていただいた、営業部長・エグゼクティブ プランナーの鹿取 啓介氏

ARサイネージの他にも、カード事業やメール事業、データ・セキュリティ事業まで幅広く行うアララ社。さらには、VRや脳波センサーを使った研究開発も大学と合同で行っているといいます。

このように開発・制作から「相手に届ける」ところまでを行える会社はそう多くはありません。前述の「Dinosaur AR Vision」もしっかりとコンテンツをパッケージ化して「ビジネス」へと落としこんでいます。

今回お話を聞かせていただいた鹿取氏も「コンテンツにおいて、ビジネスに生かせる部分をキャッチアップすることが強みでもある」と仰います。様々な事業を展開するアララさんだからこそ、ARとデジタルサイネージを掛け合わせるのと同様に、多方面からアプローチすることができるのです。

2020年のオリンピックに向けて続々と設置されているデジタルサイネージ。今では「その一歩先」であるカメラやセンサーを使ったものも街中に増えてきており、多くの問い合わせも来ているそう。

アララさんの「アイディアとテクノロジーで革新的なサービスを提供し、みんながハッピーになる社会を創る」というビジョンが、皮膚感覚で感じられる日もそう遠くはないでしょう。

アララ株式会社URL:https://www.arara.com/

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