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2018/06/13

【デジタルサイネージアワード2018】今年の受賞作品を一挙ご紹介!

2018年も、ついにやってきました。
年に一度のデジタルサイネージの祭典、「デジタルサイネージ ジャパン2018」(以下、(DSJ2018)。

国内外のデジタルサイネージに関わる方たちが一同に介する、業界最大のデジタルサイネージ祭りです。
その中でも、ひときわ注目されるのが「Digital Signage Award 2018 表彰式」。

こちらは、国内のデジタルサイネージ作品の中から、優秀な作品を選出し、表彰することで、デジタルサイネージ市場をさらに活性化していくことを目指すものです。

SIPOも同じ志を持つメディア(デジタルサイネージ市場をさらに活性化していく!!)であることから、今回は受賞作品を全て紹介していきたいと思います。
果たして、今年の作品はどのようなものが選ばれたのでしょうか!

※昨年、一昨年のDigital Signage Awardは下記の記事から!

グランプリは博多通りもん!?デジタルサイネージアワード2017受賞作品レポート

ポッキーの空き箱1300箱がスクリーン!?デジタルサイネージアワード2016受賞作品レポート

今年の審査員の方たちは?

毎年、デジタルサイネージコンソーシアムが主催しているデジタルサイネージアワード。
今年の審査員は以下の方々です。

審査委員長

中村 伊知哉(一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム)

■審査員

伊能 美和子(タワーレコード株式会社)

江口 靖二(デジタルメディアコンサルタント)

遠藤 諭(株式会社角川アスキー総合研究所)

小池 博史(株式会社イメージソース)

佐村 智幸(パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社)

神内 一郎(株式会社電通)

中井 達郎(三菱電機株式会社)

西村 真里子(株式会社HEART CATCH)

濵 隆雄(株式会社博報堂DYアウトドア)

山本 孝(株式会社ジェイアール東日本企画)

(敬称略 50音順)

今回はデジタルサイネージアワード10周年を記念して、応募作品のなかから「アワード10周年特別賞」を選出。

入賞部門は、技術・ハードウェア部門、インタラクティブ部門、クリエイティブ部門、広告部門、ロケーション部門、エンターテイメント部門(新設)の6部門の他にグランプリがあります!

つまりは合計8部門。

それでは一部門ずつみていきましょう!

技術・ハード部門

まずは技術・ハード部門から。こちらは2つの作品は選ばれました。

一作品目は株式会社カケザンの「YOYOGI CANDLE 2020」です。
こちらは、未来のパブリックビューイングを目的とした東京2020オリンピック・パラリンピック1000日前記念のライブイベントです。
NTTドコモ代々木ビル壁面への超大型プロジェクションマッピングを中心に、 NTTドコモと日本電信電話株式会社の先進技術を使ったインタラクション施策を展開。

プロジェクションマッピングは、専用スマートフォンアプリと連動しており、スマートフォンから壁面映像に応援メッセージを投稿できる演出や映像とリアルタイムで連動した音楽をどのスマートフォンでもサイトで楽しめる演出です。

そして映像から人物だけを抜き出して転送する技術「Kirari!」で、会場付近に設置された撮影会場にて演舞を行うスポーツ選手を抜き出し、「5G」の超高速・超低遅延通信技術を使って250m離れたビル壁面へリアルタイムに投影。映し出された選手に世界基準となった絵文字で応援できるインタラクティブ演出をしました。

映像を見ていただけると分かる通り、素晴らしい演出です!

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二作目は東日本旅客鉄道株式会社 新潟支社・株式会社総合車両製作所・株式会社ジェイアール東日本企画 新潟支店の合同で生まれた「後付け式ローコスト型車内ビジョン Train Viewer」です。

一見、普通の電車内のサイネージに見えますが、実は設置方法が全然違います。普通は電車を作る際に最初からつけるものであり、導入コストが非常に高額なので都市圏の新型車両にしか導入が進んでいませんでした。

しかし、この三社は既存車両におけるサイネージ追加設置のニーズに着目。サイネージをドア上部に「後付け」できる仕様とし、従来に比べて画期的にローコストな車両サイネージ展開を可能にしました

現在、多くの問い合わせをもらっているそうで、日本にある全ての電車にデジタルサイネージが設置されるのもそう遠くはなさそうです!

インタラクティブ部門

お次はインタラクティブ部門です!こちらも、二作目が受賞しました。

一作品目は、楽天株式会社の「絶対勝てない!? AIじゃんけんにEndless Challengeキャンペーン」です。

この「AIじゃんけん」は、最新AI技術を使った3次元のジェスチャー認識機能により、高速に相手の手の形を認識することで究極の後出しをすることができ必ず勝てる手を出すことのできるインタラクティブなプロダクト。ついに人類もAIにじゃんけんが勝てない時代がやってきてしまったようです…!!

裏側では、事前に10万通り以上の手の動きを学習させたモデルを、3Dで動作するキャラクターのアニメーションと組み合わせているそう。とても早い反応速度で違和感なくキャラクターとじゃんけんが楽しめるようになっています。

このプロダクトを楽天モバイル店頭のデジタルサイネージにて全国展開し、事前に勝率を非常に低く設定することで通常の抽選よりもよりエンターテイメント性の高い参加型販促キャンペーンとして実施。勝ったら1年間基本料金が無料というインセンティブのインパクトと、じゃんけんという手段の分かりやすさ、AI技術が気軽に体験できるという希少性も相まって多くのユーザが参加し、また複数の全国区メディアにも取り上げられました。

プロダクトもさることながら、この施策自体が素晴らしいものです。まさに「インタラクティブ」です!

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二作品目は楽天株式会社・筑波大学・有限会社ズーティーの「バーチャルスタイリングラボ」です。

こちらは、従来の対面販売が持つ課題を解決するために実施された実験的な試み。

お店に行かなければならない制約や、試せるアイテム数の限界、対面での接客がもたらす緊張してしまう…という障壁を、デジタルサイネージを利用したリモート対応・バーチャルフィッティング・ロボアドバイザー風の接客という3つの要素で克服しました。

ファッション誌「FUDGE」の10周年記念イベントでブースとして2日間の展示を行い、ロボット風の音声でアドバイザー(販売員)が遠隔からブース内の来場者にコーディネートを提案し、約300組の来場者がバーチャルな試着を楽しんだそう。
体験の最後には雑誌表紙になり切れる企画もあり、雨の中1時間待ちの行列ができたといいます。なお、体験後にも表紙になりきった画像をダウンロードするためのサイトにて、試着した商品一覧を閲覧でき、商品のオンライン販売ページへの誘導も行うO2Oも実現しています。

現在、ファッション業界には様々な変革の波がきていますが、デジタルサイネージも大きく関わってきそうです。もしかしたら、家でバーチャルフィッティングする時代もそう遠くはないかもしれません。

クリエイティブ部門

3つめはクリエイティブ部門です。

一作品目は、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社の「AcroSign」による空間演出サイネージ/「フエルサ ブルータ」とのコラボレーション」です。

この動画は、Milano Salone 2016で「AcroSign」が使われた動画。

こちらが、「フエルサ ブルータ」とのコラボレーションの動画です。

フエルサ ブルータは、ニューヨーク、ロンドンなど世界30カ国・60都市以上で、500万人以上の観客を動員している体験型エンターテインメント。パナソニックは最新作「WA!!」の日本公演に出資、技術協力、協賛しました。

演目やエントランス、ロビーの機材やコンテンツ、配信を含めて、弊社デジタルサイネージソリューションブランドである「AcroSign」によって提供されています。
全方位ネットワークカメラや画像センシングなどを最新の技術を組み合わせて、グッズや公演情報などリアルに欲しいタイミングで効果的なコンテンツを出しています。

もはやこれは空間演出の最高峰ではないでしょうか。圧倒的な異次元感があり、リアルとデジタルの掛け合わせが本当にすごいです!

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二作品目は、株式会社テレビ朝日・株式会社テレビ朝日クリエイトの「ドラえもんみらい図書館」です。

従来のものとは違う感覚を通じて、子供たちにドラえもんの世界感を感じてもらう施策として企画されたこちら。何も描かれていないページをめくると、各ページのRFIDを読み取り、連動した動画が投影再生され、動く絵本へと変身するといった形になっています。

とても好評で、連日多くの人が来場したそう。クリエイティブであり、インタラクティブなやり方が子どもたちには非常に響いたようです。
大人の私でも体験してみたい…!!

広告部門

そして、広告部門の受賞作品です。

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一作品目は、資生堂ジャパン株式会社のMAQuillAGE 「Lady Present Box」という作品。

インタラクティブデジタルサイネージの聖地、六本木駅で行われていた施策です。

具体的には、視線を読み取ることで、パーソナライズされた体験をオーディエンスのスマートフォンにまで届けられるものでした。
取組みの背景としては、

・不特定多数への広告配信の為、深いエンゲージメントが得られない
・その場のみの短いコミュニケーションで終わってしまう
・デジタル広告に比べ効果測定が難しい

このような市場の課題に着目し、カメラ認識機能(視線・性別・年齢検知)を活用したデータの可視化や日本初の視線検知によるインタラクティブ機能を活用し、パーソナライズ。ターゲティングされたコミュニケーションの仕組みを実現しました

資生堂さんは本当に面白い広告を作るのが上手で、昨年もマジョリカ マジョルカのデジタルサイネージで受賞していました。
広告でも美しく、楽しくーー。
これは多くの企業さんに真似して欲しい施策です。

そして、二作品目はサントリーコミュニケーションズ株式会社の「東京メトロ×サントリー「BOSS」コラボ企画 「THE LAST TRAIN」。

一時期、インターネットでも話題になりましたがこちらは「長年働き続けた駅長の仕事人生最終日に、駅長が働く駅を舞台に駅デジタルサイネージを活用した退職サプライズ」です。デジタルサイネージ好きの私としましては、非常に羨ましい限り。

なんとYouTubeでは約60万回再生、Like数は約4500と高評価をゲット。加えて、「第56回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」にてデジタル部門グランプリを受賞しています。

ぜひ、動画に見てみてください。なんか…とても良い気持ちになれます。仕事、頑張ろう。

ロケーション部門

ではロケーション部門に参りましょう!

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一作品目は、サントリーコミュニケーションズ株式会社の「金麦花見サイネージ」です。

日本の皆さんが大好きな、桜をモチーフに東京メトロ主要13駅のコンコースに設置されているデジタルサイネージで、各駅周辺の主要花見スポットの開花情報や見頃情報を放映。このために、新たにクリエイティブの自動生成システムと、自動配信システムを開発したという気合いの入り方。もちろん、各駅ごとに違うクリエイティブを、30分ごとに生成・配信しました。

これはどういうことかというと、主要花見スポットの開花情報が毎日更新されて放映されているということに加えて、「時間・天候・開花予想日」のデータを取得。各駅ごとに、周辺の花見スポットから最も見ごろなものを選んでデジタルサイネージに流されているのです。桜が見頃の時期はとても短いので、この情報はお花見時期に欲しかった情報!

「消費者に対して欲しい情報をリアルタイムに」というデジタルサイネージが得意とすることを最新の技術を通して行っています。
このように、本当はすごいことをサラッとやってのけてしまうところが、にくい作品です。

その結果、定期実施の効果測定調査では、同程度規模の過去施策よりも約2〜3倍高い認知率を獲得したとのこと。すごい!

そして、ロケーション部門の二作品目はYKK AP株式会社の「未来ドア」です。

こちらは、ドアがエージェントとなり、出かける前に交通情報や天候情報など、家族一人ひとりに合った情報を伝えてくれるという未来を感じさせるプロダクト。
また、顔認証によって人を判別しドアが自動開閉するとのこと。顔だけで、鍵いらず!毎日が本当に便利になりそうです。

高齢者やペットの見守り、介護サービスや宅配業者とのやり取りなどもできるため、家にまつわる社会課題が解決されそうな予感がします。スマートハウスを玄関からーー。さすがYKK APさんです!

エンターテインメント部門

さて、お次は今年から新設されたエンターテインメント部門です!こちらは二作品選ばれており…


エンターテインメント部門は技術・ハード部門と同じく株式会社カケザンの「YOYOGI CANDLE 2020」と…

パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
「AcroSign」による空間演出サイネージ/「フエルサ ブルータ」とのコラボレーションが選ばれました!

エンタメ要素としては素晴らしい二作品が選ばれています。このどっちかに行けばよかったと後悔する日々です。

アワード10周年特別賞

さて、ではまず栄えある10周年記念作品を発表します!!

その作品は…


パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社の「AcroSign」による空間演出サイネージ/「フエルサ ブルータ」とのコラボレーションです!!

何度見てもすごいとしか言えない作品なので、10周年に選ばれるべくして選ばれているものです。
おめでとうございます!

2018年グランプリ作品

さて、最後はグランプリ作品の発表です。

デジタルサイネージアワード2018に選ばれた作品は…

株式会社カケザンの「YOYOGI CANDLE 2020」でした!!

これもパナソニック システムソリューションズ ジャパンの作品と同じく、もうさすがとしか言いようのない作品なのではないでしょうか。
映像を見るだけで伝わってくるワクワク感だったり、未来感だったりが「デジタルサイネージが好きで良かった」と思わせてくれるレベルです。

そして、技術をよく知らない方も一緒に楽しめるということが本当に大事なのかもしれません。

今後も株式会社カケザンさんから目が離せなくなりそうです!!

デジタルサイネージアワード2019もお楽しみに!

デジタルサイネージ2018受賞作品を全て紹介していきました。
ご覧になるとわかるとおり、常にアップデートされていくデジタルサイネージ業界。これからももっと多くの人をびっくりさせる作品が出てくることでしょう!

ちょっと気が早いですが、来年はどんな作品が出てくるのか楽しみでなりません!!

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