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2016/12/28

病院・医院・クリニックのデジタルサイネージ導入事例紹介!利用方法や効果は?

デジタルサイネージ事例
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病院・医院・クリニックのデジタルサイネージ導入事例紹介!利用方法や効果は?

病院の待合室がここ最近変わってきています。デジタルサイネージがどんどん導入されているのです。一昔前はテレビが置かれニュースやスポーツ番組が流れていました。インフルエンザ予防や院内情報などが書かれていたポスターやチラシは今やデジタルサイネージで情報発信する時代になっています。

では、病院やクリニックにデジタルサイネージを導入するメリットはなんでしょうか?

導入にあたっての注意点なども含めて、取材した医院や事例と共に紹介致します。

事例紹介1:都内H医院

都内H医院

H医院は内科・小児科・消化器科を中心に50年以上に渡り地域医療を推進されています。数年前から待合室にデジタルサイネージを置くようになったとか。ここでは院長先生に直接インタビューしてきたのでご紹介します。

導入のきっかけは?

医療コンテンツビジネスを始めた知り合いの医師から置いて欲しいといわれたのがきっかけです。

効果や反響は?

実際にサイネージをおいてみると、病気や検査情報を見て患者さんから「自分もこの病気じゃないか?」「この検査(例えばピロリ菌検査)をして欲しい」「もっと詳しい情報が欲しい」と相談される事が増えました。

また、以前の紙のチラシに比べるとサイネージにしたことで遥かに情報が伝わり、待合室において視覚的に情報を伝える手段としては非常に効果があるとみています。

コンテンツ内容は?

コンテンツ内容

コンテンツについては医療情報だけでなく医院の紹介などリクエストして組み込んでもらっています。2〜3ヶ月に一回更新してもらっています。

  • 病気や検査情報(大腸ガン、骨粗しょう症、睡眠時無呼吸症候群等)
  • 治療薬(禁煙治療等)
  • 医院情報(診療時間案内、診療指針等)
  • ヒーリング動画(動物、クリスマスなど季節のイベント等)

コンテンツ制作自体を医師が行いチェックしたものが配信されているため、非常に信頼できる内容となっています。そのため導入側としてはコンテンツの管理や制作は楽です。

サイネージに対する今後の期待と現在の不満は?

  • もう少し大きいディスプレイを置きたいけれど良い場所がないこと
  • 薬に関する患者からの問い合わせが多いが、医療法(広告ガイドライン等)で具体的な製品などの広告やお知らせができない事
  • 外国人対応としての同時翻訳システムなどについては非常に興味があります

– H医院では、インターネットに繋がっているスティックPCを民生テレビに接続したシステムを導入していました。ディスプレイ一台とはいえ、待合室の椅子に座ってみると、周りのチラシよりもやはりデジタルサイネージのディスプレイに目が向いてしまいました。

わざわざ歩いていって手に取るチラシや壁のポスターに比べると、すごく視認性が良く、座ったままでも見えるサイネージ、院長先生がおっしゃるように非常に効果はあると感じました。

事例紹介2:S市民病院

S市民委員

事例1では主にデジタルサイネージを情報発信目的で導入していました。一方、S市民病院では、待合室を『癒しと元気にさせる場所』にするためにデジタルサイネージを導入しています。

この市民病院では多くの患者さんが入院していて、土日には患者さんのご家族がお見舞いにくるそうです。その時に広い待合室などで歓談することも多いそうですが、以前は、その待合室が暗い、子どもが寄りつかない、といった話しを聞きリニューアルオープンの際には、「待合室は明るく、元気の出るような空間」を目指したそうです。

システム

47インチのフルHDのディスプレイ3面を横並びにし、ディスプレイの下にカメラを設置しています。サイネージプレイヤは3台使い、それぞれがルーターに繋がっていて遠隔地からもCMS(コンテンツマネージメントシステム)を使ってコンテンツのスケジューリングが可能になっています。

ここで利用されているサイネージは、インタラクティブコンテンツ(後述)についても動画コンテンツ同様にスケジューリングできるようになっています。

コンテンツ

コンテンツは大きく分けて3つあります。

1. 3面Full HD同期再生コンテンツ

3面 Full HD 同期再生コンテンツ

フルHD x 3面の 6K x 1Kの大迫力の映像が楽しめるようになっています。アフリカ・サバンナの映像や世界遺産の大自然映像などによる癒しの映像などが流れます。

2. インタラクティブコンテンツ

インタラクティブコンテンツ

インタラクティブコンテンツとは、人間とシステムの間の情報を対話的に行うことで(インタラクティブ)、それに対する反応や出力を行うコンテンツのことです。例えば、こちらのインタラクティブコンテンツは、モニタの下に隠されたHDカメラによって人の顔や動きを認識し、波紋やシャボン玉などの映画のワンシーンのようなインタラクションをリアルタイムで楽しめるコンテンツになっています。写真は、モニタの前に人が立つとネコが現われるコンテンツで、時々レアな幸運の猫が登場する仕掛けです。

3. 院内情報コンテンツ

院内情報を流す為のコンテンツです。

Webブラウザ経由でコンテンツの上にティッカーとしてテキストを流す事も可能になっています。例えばインフルエンザや風邪予防の情報などを流しているそうです。

なお、S市民病院のような自然映像など院内情報以外を流す場合には、著作権に注意してください。動画サイトの一般映像や音楽、また映画などを流すのは権利の確認が必須です。

デジタルサイネージを設置するメリット

病院やクリニックにデジタルサイネージを導入するメリットは何でしょうか?

視認性と患者の注目度の高さ

2008年、病院の待合室で患者がとる行動で「テレビの画面の視聴」が76%で最も多いと調査結果がでています。また、2013年では病院の待合室のテレビ(サイネージコンテンツも表示)を88%以上が視聴したとの調査結果も出ています。(メディアコンテンツファクトリー様調査結果より引用)

待合室におかれたテレビやモニタには、チラシやポスターよりも、ついつい視線を向けてしまうのです。

院内情報と医療情報の適切な提供

院内情報(治療時間や診療指針など)や医療情報の提供ができます。

特に来院されている方は医療情報(病気、薬、検査など)について非常に敏感になっています。そのような状態のときに、テレビや雑誌とは違い、医療機関が直接提供している情報は非常に信頼度が高いと感じ、より興味をもって見てもらうことが多いはずです。

運用管理のしやすさ

季節や検査などによって患者に提供したい情報が変えたいときにデジタルサイネージならコンテンツは一括管理されていますから簡単に変更ができます。従来のようなチラシやポスターの場合に比べて手間が省けます。

新たな空間体験の提供

痛みや不安を無くす為のヒーリング空間や子どもが楽しく時間を過ごす為のキッズルーム空間の提供などが可能です。

掲示物の削減

ポスターやチラシなどで院内情報や病気予防の情報などを掲示しますが、これらが壁に沢山貼られているところがあります。文字の大きさもマチマチで見難かったりします。また空間としても余り綺麗とはいえないところもあります。これらの情報をデジタルサイネージのコンテンツとして情報提示することで掲示物の削減が可能です。

導入する場合の注意点

では、実際にデジタルサイネージを病院やクリニックに導入する場合の注意点は何でしょうか?

設置場所

見やすい位置にディスプレイを設置する必要があります。

チラシやポスターよりもサイネージが見てもらいやすいとはいっても、天井近くの高い位置だと首が疲れてしまいます。一方、地上から低すぎると、場所によっては、モニタの前の席の人しか見えない、という状況になります。設置するときには来院者の気持ちになり、見やすい位置を探して設置しましょう。

コンテンツ

情報提供するコンテンツにおいて注意する点を箇条書きにします。

  • 厚生労働省の医療法における広告規制医療広告ガイドラインを守りましょう
  • 文字の大きさと量(小さすぎると読み難く、文字が多過ぎると読み切れません)
  • デザインのトーン&マナー(医療機関に相応しい内容やデザインか)
  • 情報の確からしさ(医療事項は特に医師に確認)
  • 音(うるさいと患者に負担がかかるだけでなく、また聴診に影響があることも気をつけて下さい)

費用

チラシとちがってデジタルサイネージには、システム導入費(ハードウェア費用や施工・設置費用など)がかかります。また、コンテンツ制作費用もかかります。数ヶ月に一度はコンテンツも更新するのであれば、更新費用がかかることもあります。

まとめ

病院やクリニックにデジタルサイネージを導入するメリットと注意点をまとめてみました。

待合時間が長いと言われる日本の病院において、待合室での患者の行動としてテレビを見る事は自然な行動です。病院に来ている患者にとって、医療や薬の情報というのは非常に関心のある情報です。特に医療機関が直接その場所で提供する情報は、テレビや雑誌よりも信頼され注目されます。

信頼性の高い医療情報をしっかり提供すること、待ち時間の退屈さも軽減する体験を提供できることで、病院の信頼度も更に上げる事もできます。

実際に病院の院長にインタビューしてきました。サイネージを導入したことで、患者から積極的に質問や検査依頼などがくるなどチラシに比べると遥かに情報伝達が行われている、という声を聞きました。サイネージの効果は着実にでていると言えます。

病院やクリニックにもデジタルサイネージを導入してみませんか?なお前述した注意点には充分気をつけて検討してみてください。

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